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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2017/12/10 17:14
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 1889
Re: 私にとっての名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ジャズ・ヴァイオリンニストとしては数少ない一人でもある寺井尚子が放つ最新作です。

「寺井尚子/ザ・スタンダード」

寺井尚子(vln)
北島直樹(p)
金子健(b)
荒山諒(ds)
松岡高廣(perc)
川嶋哲郎(ts)5,6,11

時代を超えて愛され続けられる永遠のスタンダード集を、寺井尚子が力を込めて、
ここはアレンジャーに北島直樹を迎えての、寺井尚子デビュー30周年記念SHM-CD盤です。

1, ナイト・アンド・デイ
2, フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
3, デヴィル・メイ・ケア
4, これからの人生
5, イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
6, ソウル・アイズ
7, ワン・ノート・サンバ
8, イエスタデイズ
9, ブルーゼット
10, ゴールデン・イヤリングス
11, 枯葉
12, ナーディス
13, ブルー・ヴェルヴェット

タイトルからも分かるように、みんなに愛されたスタンダード曲を、哀愁溢れる新しい
響きが魅力でもあるのです。

時にはゆったりして朗々とした流れの中で、ヴァイオリンの透明感豊かな音色は美しくも
清らかなという表現がピタリと嵌るようです。
また、「デヴィル・メイ・ケア」のように一転して徐々にスピード感を増し、ピアノ、
ドラムスとの巧みな絡み合いが見事に溶け合い調和しているのです。
それは表現力が素晴らしいヴァイオリンの音色によって甦る、懐かしくも悲しく訴えか
けるヴァイオリンの音色と表現力が抜群であり、ましてしなやかな中にも大胆で豊かな
音が美しく響いていくのです。
どれもがまさに情熱的でスケール感豊かに奏でていくところも、さすが寺井尚子だと感じ
させてくれる朗々たるヴァイオリン・サウンドです。
片や北島直樹のピアノが美しいメロディーで聴かせる演出が効を奏し、アレンジャーと
してリズム感、アイデアがいっぱい詰まっていているようで、実に楽しい表現力で弾んで
いくのです。

フォローするピアノ、ベース、ドラムス、テナー群が一体化されたその音質には質感もあり、
寺井のヴァイオリンとのコンビネーションも抜群で、スッキリとしたサウンドを伴い爽快に
弾んでいくのです。
一見魂のような幻想的な世界へと導いてくれるようで、その優しさの中にふと見せる凄みが
垣間見え、やはりこれもさすがと思わせるのです。
穏やかなピアノでフォローする北島直樹との絶妙なコンビネーションの良さに、聴いていても
自然と感動させられるのです。
実によく唄うヴァイオリンが最前面に位置し、ベースもしっかりとサポートしてクッキリした
音像で色彩感豊かな音質の良さを感じさせてくれるのです。
とにかくヴァイオリンが美しく浮かび上がり、情熱を込め、重厚感溢れる寺井の感性豊かな
記念アルバムでもあるのです。

このSHM-CD盤としても、音の輪郭もしっかりしていて、フォローするピアノ、ベース、ドラムス、
テナー、パーカッション群が華やかで質感があり、ヴァイオリンとのカルテットとしてのコンビネー
ションも抜群です。まさにヴァイオリンの表現力がスッキリとして究極ともいえるそのサウンドは、
オーディオ的に聴いても「最高であろう!」と感じる優作です。



RANZAN
投稿日時: 2018/2/11 13:57
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 1889
Re: 私にとっての名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

このマンハッタン・トリニティ(ピアノ・トリオ)には、ジャズに欠かせない力強い躍動感と
その音源が素晴らしく、そのコントラストを高めたサウンドを聴くと自然と気分が盛り上がるようです。

何時もオーディオ的に聴くジャズ・サウンド、この音には活性化されたダイナミックで立体感に富み、
繊細なところでもそのリアルさには、リスナーとしても元気を貰うものです。

「ひまわり/〜ヘンリー・マンシーニ・ソングブック〜 マンハッタン・トリニティ」

サイラス・チェスナット(p)
ジョージ・ムラーツ(b)
ルイス・ナッシュ(ds)

1, ピンクパンサー
2, ひまわり
3, ミスター・ラッキー
4, 暗闇にさようなら
5, ドリームズヴィル
6, その日その時
7, 酒とバラの日々
8, いつも二人で
9, ムーン・リバー
10, オータム

ヘンリー・マンシーニの最大のヒット曲には「ひまわり」「酒とバラの日々」
「シャレード」等がありますが、60年代から70年代にかけてヒットした美しい旋律は、
今聴いてもこころに沁みいる良さを持っているのです。
これをジャズ化したのがマンハッタン・トリニティ(ピアノ・トリオ)です。
このアルバムでもマンハッタン・トリニティの中心メンバーとして、グループを率いるのが
ピアノのサイラス・チェスナットなのです。
それは、まさにチェスナットのリリカルなピアノ・タッチに、思わずうっとりと聴き
入ってしまう「酒とバラに日々」はマンシーニの代表曲でもあるのです。

マンシーニの曲は実に多くの歌手が歌ってきましたが、このマンハッタン・トリニ
ティによる演奏は、何時聴いてもジャズとして心地良く、また、オーディオ的にも
抜群の音の抜けの良さがあるのです。何といってもピアノの美しいタッチから紡ぎ出される
サウンドといい、そこにダイナミックで厚みのあるベースがたっぷりとした響きを効かせ、
その豪快な胴鳴りがより深く沈みこんでいく音に思わずしびれるのです。
まして、繊細でリアル感のあるドラミングでのシンバルの弾け飛ぶさまは、目の前に
グングン迫ってくる実在感といい、それは見事といっていでしょう。

オーディオ的な好みから聴くこのサウンドは、ピアノ、ベース、ドラムスが一体感と
なって、音に美しく躍動感溢れんばかりの豊かさがあり、音像もレンジ感の広いカラフル
な演奏がお気に入りでもあるのです。
これはジャズらしい緊張感が漂ってくるようで、じっと聴いていくと自然に緊張感が
解れていくような感覚にひかれるところがベストといっていいでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2018/3/3 14:44
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 1889
Re: 私にとっての名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

アンドレア・ポッツァのピアノ演奏はシンプルだが、よくスイングしているのです。
表現力の豊かさ軽やかでグルーヴィなプレイには渋みがあり、その渋みがよりいっそう深みを
倍増させていくのです。

「 ニュー・クワエイット/アンドレア・ポッツァ 」

アンドレア・ポッツァ(p)
アルド・ズニーノ(b)
シェーン・フォープス(ds)

1)ブルー・スプリッツ
2)ニュー・クワイエット
3)ノア・ノア
4)ナイチンゲール
5)ケ・バサ
6)ライオンズ・デン
7)ニュー・ファスト
8)リコーダ・ミー
9)コンソレーション

それは、どの曲を聴いても若々しく伸びやかなフィーリングとスロー・ボッサのハーモニーで、
そのフィーリングが冴え渡っているところに安心感を抱くのです。
それも今回はボッサ、ラテン系が多い中で、何故かそのピアノは芳醇な感じさえ与えてくれていて、
聴けば聴くほどそのシンプルな表現に心癒されるようです。
それは親しみやすくグルーヴィなボッサ・フィーリングの演奏にピッタリしていて、思わずうきうき
するいい曲ばかりです。
そのハード・パップ・スタイルのピアニストとして高く評価、支持もされていることもうなずけるようです。
オリジナル曲の7)「ニュー・ファスト」では、4ビートの利いたアップ・テンポで、音に切れがあり、
その高い技に魅了されていくのです。

オーディオ的観点からサウンドもシェーン・フォープスのベースには分厚さがあり、アルド・ズニーノの
ドラムスでのシンバルの「シャーン!」と弾け飛ぶさまは繊細で透明感があり、ドキドキ感のある味わいと
ワクワク感で聴かせてくれるところが断然いいようですねー。




RANZAN
投稿日時: 2018/3/15 15:34
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 1889
Re: 私にとっての名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

今年の冬は極寒ともいうべき厳しい寒さでした。
しかし3月中頃には一転して、まるで春本番を感じさせる暖かさとなり、
桜の開花も全国的に早まりそうです。

オーストラリア出身の現在ニューヨーク在住のジャズ・シンガー&
ベーシストのニッキ・パロットが、まさに春に因んだ歌ばかりを集めた
ユニークで、そのフィーリングでの楽しいアルバムに癒されるようです。

「 さくら さくら/ニッキ・パロット 」

ニッキ・パロット(vo,b)
ドミニク・ファリナッチ(tp)
リサ・パロット(ss/bs)
ジョン・ディ・マルティーノ(p)
ポール・マイヤーズ(g)
マーティン・ウィンド(vc)
ティム・ホーナー(ds)

1)パリの4月
2)エイブリル・シャワー
3)チェリー・ピンク・アンド・アップル・ブロッサム・ホワイト
4)春の如く
5) さくら さくら
6)サム・アザー・スプリング
7)アイ・ラブ・パリ
8)スプリング・キャン・リアリー・ハング・ユー・アップ・ザ・モスト
9)春はここに
10)サドンリー・イッツ・スプリング
11)春はまた来る
12)セイ・セイ・イッツ・スピリング
13)ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング
14)四月の思い出

そのタイトルからして春らしい柔らかさと彼女らしく、艶やかに
ヴォーカルとベースにかける勢いは止まることなく、甘いシルキー・ボイス
で歌う美人ヴォカリストなのです。
清々しい爽やかな春を感じさせてくれるオリジナル溢れる音楽性は、
リラックスしてセクシーに歌うヴォーカルと姉のリサ・パロットの分厚い
バリトン・サックスが織り成す甘い調べと“さくら さくら”の曲では
効果音での小鳥のさえずりが叙情を誘うのです。
また、ポール・マイヤーズのギターでは、琴の音色を絶妙なまでの
表現力で情緒を誘うようです。
ドミニク・ファリナッチの巧妙で透き通るようなトランペットで彩りを
添えていくところにも魅力を感じ、そのニッキのさりげない歌い方は、
また聴くものを引きつけておかないところです。
分厚く響くベースとスインギーに歌う雰囲気は、まるでジャズ・クラブで
聴いているようであり、そのハスキーでジャージな歌声には、魅惑的であり
一瞬ドキッとさせられるのです。
ジョン・ディ・マルティーノのフォローする美しいピアノといい、
ここは聴き応え十分といっていいでしょう。
しっとりと洒落た大人のムードも新鮮なフィーリングで、春の爽やかな
雰囲気を自然に醸し出しているところが粋で、気持ちよくリズムに乗れるの
がいいのです。
ヴォーカル、ベースの艶やかさ、ギター、ピアノ、ドラムス等のどれもが、
音の広がりや伸びやかさ滑らかさ、且つダイナミックで繊細感豊かな響きを
奏でていくのです。



RANZAN
投稿日時: 2018/4/14 16:51
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 1889
Re: 私にとっての名盤 2(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ピアノとキーボードでチック・コリアが意気盛んなところを聴かせてくれる秀盤です。

「ファイヴ・ピース・バンド・ライブ/チック・コリア」

チック・コリア(p,key)
ジョン・マクラフリン(g)
ケニー・ギャレット(sax)
クリスチャン・マクブライト(b)
ビニー・カリウタ(ds)

Disc,1
1) ラジュ
2) ザ・ディスカイズ
3) ニュー・ブルース・オールド・ブルース
4) アンドロメダへの賛歌
Disc,2
1) ドクター・ジャックル
2) セニョールCS
3) イン・アサイレント・ウエイ〜イッツ・アバウト・ザット・タイム
4) いつか王様が

ジャズ・ピアノの巨匠チック・コリアは常に前向きで、新しい発想で多くの優れたアーティストを
見出し、共演を果たしているのです。
このアルバムはチック・コリア長年の念願であった、ギターのジョン・マクラフリンと再会し
ファイブ・ピース・バンドを結成したということで、最強のメンバーが集り気合が入り意気盛んな
ところも見せているのです。

ピアノとギターは生き生きとエネルギッシュでスピード感が増し、その演奏は何処か非常にフレッシュ
な感覚で聴くことができるのです。
チックのキーボードもスピードに乗っていくが、ママクラフリンがリズムを一転させてスローテンポで
ソロを聴かせるところに、ほっとして癒されるようです。そこにケニー・ギャレットが入り、再び元の
リズムで刻んでいくところが、これ心憎いばかりの熱演が聴きどころでもあるのです。

オーディオ的に聴いても、そのサウンドは豪快で音の伸びやかさと滑らかさを感じさせてくれるもので、
聴けば誰もが興奮する魅力あるJAZZ名盤です。



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