米国「アフォーダブル・オーディオ誌」レビュー
評論家:アンソニー・ニコアシア氏
RTP-2ultimate & RTP-4ultimateレビュー

原文はこちらからご覧下さい。

まず電源タップの効果や音質の話に入る前に、値段を見て高価と感じる方はいるのではないだろうか。「電源タップなのにこんな高価なの?」と思っている貴方、私のレビューを読み終わったあとは「この内容と音質でこんな安い価格でいいの?」と意見が変わると思う。実際の製品を試聴したら、尚更そう思うことは間違いない。仕様などを読んでいるだけで、試聴が楽しく素晴らしい時間になることを確信していた。航空グレードアルミ合金ブロックの削り出し筐体、筐体内部に充填されている各種天然鉱石、オヤイデ製のR-1特別仕様コンセント、そしてPCOCC-A単線の内部配線。なんて贅沢な仕様なのだろうか。非常なシンプルな上に、細かい配慮と拘りが伺える電源タップである。

電源タップが届き次第、早速システムに繋いでみた。まずは2口のRTP-2ultimateにCDプレーヤーの電源ケーブルを接続し電源を入れて試聴。まだエージングが全く進んでいない状態なのにその効果には驚いた!この試聴をした日の数日後は父の日なのだが、もしかして私の子供と妻は私の為に新しいCDプレーヤーをプレゼントしてくれたのだろうか?!冗談だが更に高級なプレーヤーにグレードアップしたと聴き間違えてしまうぐらい、アコリバの電源タップの音質向上効果は凄いものがある。私が試聴している間、妻は隣の部屋で読書をしていたのだが妻が急にオーディオルームに入ってきて「何か音が凄い綺麗になってない?」と言ってきたのである。隣の部屋にいた人間、しかも素人である妻がそんなコメントを言うぐらい、その音質の向上は半端ないのである。

具体的にどう音が向上したかというと、ボーカルが明瞭で立ち上がりと立下りが速くなり、尚且つ柔らかくなり大きく生に近づいたのである。音場や音像も立体的になり、後ろに展開する音の静寂感が素晴らしい。要するに今まで不要だったノイズなどがアコリバの電源タップにより排除され、音楽に本当に必要な音だけが残り音場に浮かび上がっているという印象だ。本当の素晴らしい音楽を味わいたいのならRTP-ultimateシリーズをシステムに繋げばいい。それだけ簡単なことなのだ。他に言っておきたいのは、アコリバの電源タップを使用するとデジタル音源であるCDがアナログレコードに近づくという点だ。今まで数えきれない程、何度も聴いているレファレンスCDでさえ「こんな音が入っていたの?」というぐらい別次元、高次元に音を表現してくれる。実は私のシステムで聴くCDの音には納得出来ておらず、近々新しいCDプレーヤーを購入しようかと思っていたのだが、今日初めて電源に問題があったと分かった。

その後、ピアノソロのソースも聴いてみた。オーディオシステムではコンサートホールで聴くようなピアノの音を再現するのは容易ではない。しかしアコリバの電源タップはあの生の音を再現してくれるのだ。目の前でピアニストが弾いていると思ってしまうぐらい生々しく、ディティールが素晴らしい。私のレビューを読んで「大げさな表現」と思っている方もいるかもしれないが、でも本当にアコリバの電源タップはそれだけ素晴らしいもので、欠点が一つも見当たらない。RTP-ultimateシリーズを使用しても音が悪いと感じたら、それはソースの録音やミックスそのものがダメだと判断してもいいぐらいである。

もしご自身のシステムのグレードアップを検討されている方がいれば待って欲しい。まずはアコリバの電源タップを使って頂きたい。私のシステムはかなり追い込まれたシステムだと思っていたのだが、信じられないぐらい高次元に音が向上したのだ。アコリバの電源タップはちょっとしたアクセサリーではない。機材と言っていいだろう。まずは2口のRTP-2ultimateを購入してみてはいかがだろうか?それで音質向上を実感したら、4口のRTP-4ultimateや6口のRTP-6ultimateを購入するというのも手だろう。はっきり言って、その効果を考えるとRTP-utlimateシリーズは決して高くない。むしろバーゲン価格である。世の中には何十万もするカートリッジが存在する。RTP-ultimateはシステム全体を飛躍的に向上させるので、それを考えると安いぐらいである。RTP-ultimateは音楽ジャンルを選ばない。どのジャンルにおいても全ての要素を向上させる。購入したらとにかく各機材の電源をRTPから供給して欲しい。今まで持っていた電源の概念を覆すサウンドが出てくる。その音質向上の度合いと素晴らしさは一生忘れるのことのない経験になるだろう。