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渡辺香津美さん 100歳までギターを弾いていたい

Hilltop Studioクリニックの概要

1.Macプロの電源ケーブルの交換。
空間が広がり各楽器の分離が良くなる。

香津美: 低音、特に中低音の分離が良くなり2本のギターの分離がよくなリました。

2.USBケーブルの交換。

香津美: 低域はあまり判別出来なかったのですが、ミックス困るなと思うほどスネアが出てきてドラムが楽しくなってきました。イントロのギターのアルペジオにかけているコーラスのシャワシャワ感が出てきました。

石黒: USBケーブルは電源と信号が一緒になっているので、電源からの信号にノイズがのっかってしまうので別々にしました。伝送じたいはアナログなので、そこに何かが付加されて音に悪さをしているのだと思います。

3.スピーカーケーブルの交換。
ベースの音がよく伸びるようになったのでスネアの飛び出し感がなくなる。

香津美: 今までもうひとつ欲しかったシンバルを叩いた後の余韻などの空気感とかハイハットなど金物系の存在感が出てきましたね。個々の楽器に耳がとらわれなくなり、音が緻密で音楽としてまとまったサウンドになりました。

鈴木: 音楽がすごく伸びやかになり、躍動感が加わった感じがします。

4.DAコンバータの電源ケーブルを交換。

香津美:またスネアとかタムが前面に出てきたので音に元気が加わりましたね。カンフル剤が入ったようです。先ほどの落ち着いた感じからちょっとやんちゃになりました。
このインターフェイス自体が原音忠実というよりは荒っぽさがあり、それが好きなのですが、その個性がそのまま浮き彫りにされた感じです。

石黒:ケーブルで音が変わる機材はたくさんあります。ただし、機材の特徴までマスキングしてしまうケーブルも結構多いんです。それでは意味が無いと思います。ケーブルで音が変わるという場合、どこかに帯域のピークがある場合が多くて、歪成分がピークを形成しているのでうるさくなることがあります。あくまでフラットで機材のパフォーマンスや特徴を引き出すのがケーブル本来の役割だと思います。

5.USBやLANの空いているポートにピンを挿す。

香津美:極端に変わったかどうかは分かりませんが、サウンドが広がったというよりか、大きなフレームが出来て、その中でギターやベース、各楽器の役割分担がはっきりしたという印象を受けました。インストだと一人ひとりのプレイヤーの顔が見えやすいというか、今まではスネアだったりシンバルだったり、楽器の各パーツが出てくる感じでしたが、一つの楽器としての纏まりが感じられるようになりました。

石黒:楽器一つ一つの密度が上がっているので、ガチッと構築されたような傾向が出たのだと思います。USBの端子が空いているとそこからノイズが入り込むんです。プラスチックのキャップだと蓋にしかなりませんが、このピンを入れることによって内部の動作を安定させているんです。ざわざわしたものがとれるので静けさが増しました。

・Finmetなしのギター・シールド試演。
香津美:ギターの音が厚くなり、高音が刺ささりますが耳に痛くないですね。

・FMありのギター・シールド試演。
香津美:パリッとしたギターらしい音が出る。自分の出している音そのままでレスポンスのいい音がします。

・FMなしの太いギター・シールド試演。
香津美:低音が凄い、エネルギッシュな音で音量も上がりますね。

・FMありの太いギター・シールド使用。
香津美:高音も力強くなり、ハイパワーを感じます。

6.スタジオにRR-888をセット。

香津美: エレキを弾いていると違いがよく分からないのですが、アコギだと何か違います。スイッチを入れた途端に音がふわっと広がりますね。入れないとピア二ッシモの音が楽器から出ているだけですが、入れると音に包まれている感じがあります。切ると明らかに音像が小さくなりますね。

2015年8月3日 15時半〜17時半

構成・文:磯田秀人(ピンポイント)